月刊Gファンタジーで連載中の漫画「王宮のトリニティ」(雨壱絵穹先生)!は義賊×王女というファンタジーラブコメディ!
ファンタジー好きにはたまらない!絵もきれいで読みやすいですよね。
そこで今回は「王宮のトリニティ」最新話23話のネタバレと感想をお届けします!
王宮のトリニティ最新話23話ネタバレ「ルカの過去」
ルカの過去について聞くことになったノエル。
赤ん坊の頃、孤児院の前に捨てられていたルカは職員に拾われて育てられていたが、その孤児院でも友達が出来ず独りぼっちだった。
孤児院でのルカはいつもお腹を空かせていた。
そこにリリーとその友達達が話しかけてくる。
「最近さ!ますますご飯の量減ってると思わない?」
同じことを考えていたとルカは言った。
リリーたちは、友達になってあげるから盗みをしてきてとルカに頼み、ルカはそれを承諾したのだが、すぐにバレて孤児院に苦情がはいった。
そのときリリーたちは、自分たちはやりたくないと言ったがルカがやれと言ったと職員たちに嘘の告げ口をし全責任をルカが負うことになってしまった。
リリーは「トモダチ?いろいろと便利そうだからああ言っただけよ」と笑っていた。
ルカは今思えば利用されているだけだとわかるがその時は孤独から逃れ友達が欲しかったとノエルに言った。
その件で孤児院を出ることになりその直後ノエルと出会ったという。
「孤児院のことがあった後だからもう友達なんて作りたくなくて」
そう話すルカに、ノエルは空気も読まず私ったら…と情けなくなる。
でもルカは嬉しかったという。
その後ノエルも突然もう会えないといなくなりまた独りかと寂しくなったという。
ノエルは、自分が王女だということを知らないルカが危険なことに巻き込まれたら困るという
気持ちから会わないことにしたという。
ルカはその気持ちを知ってありがとうと言った。
ルカはその後表面上は楽しそうに笑うようにしたが、またいなくなってしまったときに自分が傷つかないように常に一線を引くようにしていた。
「…でも本当の自分がわからなくなったって…?」ノエルが聞いた。
ルカは元々ほとんど笑わない暗い性格だったのに、明るく振舞って
それは本当に自分なのかと自問自答していた。
「もうどの“俺”が本当の“俺”なのかわからないんだ」
ルカはこの前ノエルにひどいことを言ったと謝った。ノエルが羨ましかったと。
「本当にごめん」
ノエルは昔の傷をえぐってしまったのは自分なのになぜルカが謝るのかという気持ちになり
ルカに謝る。
「…どうして話してくれたんですか?あんなに嫌がってたのに」
「ノエルと仲直りしたかった」そしてノエルに謝りたかったと言った。
ノエルは「今のルカも過去のルカも私にとっては正真正銘の貴方なんです」とにっこりと笑って伝えた。
そして愛していない人に名前を贈ったりしないとノエルは言った。
「ルカはきっと愛されていましたよ」
その言葉を聞いた瞬間ルカは涙を流してなきじゃくった。
「落ち着きました?」ノエルにそう聞かれルカは恥ずかしくなった。
ザクザクザクと外から足音がした。
ギィっとドアの開く音がして二人は「熊!?」かと思ったが「おんやあ?」と喋りだしたので
人か熊か?と二人は考えた。
「こりゃめんこいのが迷い込んできたもんだ〜」とおじさんが言った。
「熊おじさんだ…」二人は思ったのだった。
王宮のトリニティ23話感想
ルカの過去を知ったノエルは、泣くくらい話したくなかったことかもしれないのに何度も聞いてしまったことに少し後悔していたようでしたね。
それでもルカは今まで話せなかったこと、そしてノエルと仲直りできたことですっと気持ちが軽くなったのではないでしょうか。
話を聞いてもらえるだけで、救われることありますよね。
ルカの過去になにがあっても、そしてルカが今の自分が本当の自分なのかと悩んでいましたがノエルはそれも受け止めていて素晴らしいなと感じました。
そしてこのピンチからの脱出が近づいてきたのでしょうか…。
この熊おじさんは一体!?次号も楽しみです。